小さなロックガーデンの作成例 その2
ささやかなロックガーデンの一部が完成したので、写真を載せてみます。
いわば岩山の情景ですが、幅1.5m程度にすぎません。上から撮ってみました。
庭園の用語では、築山と呼ぶこともできるでしょう。土を盛り上げて石を組み合わせ、その隙間に小型のベンケイソウの仲間などを配置しています。このベンケイソウが主役となり、岩山を覆うことを期待しています。
白い花は、コマツバナズナの名称で園芸店で購入したものです。乾燥に強そうだと感じたからです。この程度盛り土は、夏場に相当乾燥しますから、育つ植物は限られます。
、写真では判別できませんが、ツメレンゲ(日本産の岩場の植物)も配置しています。
ベンケイソウ類は路傍や河原で採取したものです。左上は崖状になっていますが、少し水分の多くなる下方の段差に岩ヒバを配置しました。
左上に少し池が見えています。つまり、土を盛り上げた分のくぼみが池なのです。豪邸の池のように、鯉を飼うことはできませんが、メダカと金魚が育っています。
横からも撮影してみました。小型のベンゲイソウは、秋の初めに花をびっしり付け、秋の終わりごろから紅葉もします。地味な植物ですが、それなりに季節感を感じさせてくれます。
つる状のものは、コメツブツメクサ、クローバーの仲間で荒れ地の帰化植物です。
日本ではただの雑草、でもありますが、アイルランドの国花シャムロックとしても知られています。
では、種明かし的に作成中の画像も御覧ください。
一番上の写真とピッタリ重なりませんが、だいたいこんな具合です。石を置くのではなく、それぞれが支え合うように差し込むことがコツです。補強的にモルタルを使うもともあります。
「これなら、自分でもできる!」、と感じてくださったらありがたいです。