石材

2014年1月15日 (水)

石組みの文化

日本の庭文化に特徴的なもの、その一つは庭石です。その究極の様式なら、禅寺の石庭でしょう。

しかし、より実用的な石垣の文化もあります。その代表格は、城郭の石垣です。それほど大規模なものでなくても、少し山間部に立ち入れば、庭や家屋に付属した形見事な石垣を見ることができます。

一口に石垣といっても、その技法、石の素材の生かし方は実に多様です。これを意識して見てみる、そうするといろいろなアイデアが浮かびそうです。

小さな庭作りであっても、わずかな石組みを 取り入れるだけで、デザインの幅は大きく広がります。

まず第一にいえること、それは庭に起伏を持たせ、より立体化できることです。つまり、表面積を増やす効果があります。

そうすると、より多くの植物を配置させることができ、かつ、乾湿、日当り・日陰の差に応じた多様化も可能になります。

そうした場合、僕が特に注目していることは、岩場ならではの植物の栽培も可能となることです。

苔が生えるような湿った岩場なら、イワヒバ、イワタバコ、ダイモンジソウなどが栽培できるでしょうし、乾いた岩場ならミセバヤ、ツメレンゲなどベンケイソウの類が、あたかも自生地のように栽培できるはず。また、ウチョウランなど、小さく魅力的なラン類の配置も考慮に値するでしょう。

いわゆるロックガーデン、それはワイルドさをコンセプトとした確立した洋風の庭の様式ですが、これに人工的な石組み、日本の野草を取り入れるとどうなるか、このサイトでは少しづつご紹介したいと考えています。

2014年1月 7日 (火)

石を選ぶ

新年早々、無粋な画像を掲示する無作法をお許しください。

しかし、これお宝探しの第一歩なのです。

Photo

場所は、産業廃棄物の処理場。つまり、ここは不要な石材の集積場所なのです。

廃棄物ですから、一言断って持ち帰り自由。問題は、どれを選ぶか、こちらの視点が問題になります。

時には、それなりの客観的?価値がある石もあるかも知れません。しかし、庭作りを考えた場合、どこに設置するかで、その石の価値があるといえます。

一見、つまらない石でも、まさに、そこにあるべき場所が与えられるなら、お宝になり得るでしょう。

「立派な石灯籠があったりしますよ」と、管理人の方が教えてくれました。でも、石灯籠が映える庭なんて本当に少なくなりました。

最近の庭作りは、洋風が基本になっています。そして洋風の庭は石を重視しません。だから、石材が産業廃棄物化してしまう。それは、非常に残念なことだと思います。

また、東京の郊外では、古い邸宅が解体され、土地が分割され、建売住宅が立ち並ぶプロセスが進行しています。

確かに、建売住宅の小さな庭に石灯籠は似合いませんが、石材を生かした日本の伝統的な庭作りそのものが途絶えてしまうことは惜しい、と考えます。

そこで僕が考えること、それは、石材を活用した小さな庭づくりのノウハウを考案してみたいということです。

僕のイメージするマイクロガーデンとは、そのコンセプトの一つとして、小さく、モダンに、和風の美意識を取り入れた庭のことです。

2024年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

リンク集

無料ブログはココログ